7月31日から始まる『涼夏展』に向けて
注染の実演を浜松のソラモでやっていると聞き、見学してきました。
“浜松注染染め ”の三つ折りパンフレットを手に、いざ実演会場へ。
注染そめは日本独特の手染めの技法。
一般的な型染めより一度に多くの布地を染めることが出来ることが特徴。
まず、
長い布地を折りたたみ、型を置き、防染糊を付け、また折りたたむ。
この作業を繰り返し、約30枚重ねます。
布地を染色台に移動して、染めの作業になります。
部分染めのところは防染糊を絞り出し「土手」をつくりその中に染料を注ぎます。
やかんに入った染料を注ぎ込みます。
布地の上で同時に混色も行われます。
この染色技法こそ、独特のゆらぎある美しいグラデーションを生み出します。
生地を裏返して同じ方法で再度染めます。
染色が完了し、折り返しの部分を切ります。
一枚いただきました。
持ち帰って、布地を水洗い。
乾かして、注染そめの手ぬぐい、完成です!
これが『染色台』です。
染料を注ぎ、コンプレッサーで下から一気に吸入することで重なった布地に染料を通すのです。
実演を見て「すご~い」「へええ~」「うわ~」「おおお~」という言葉しか出てきませんでした。
素晴らしい伝統技法を拝見して、この「注染」が身近にあるというありがたさを実感。
これまで守り、引き継ぎ、伝えていく職人さん達に本当に頭が下がります。
素晴らしい実演を見させていただき本当にありがとうございました。
ものづくりの創造館も7月31日(金)から『涼夏展』にて、
この注染そめの作品をはじめ遠州縞作品や涼しげなガラスの器などを展示します。
多くの方に“注染そめ”を知っていただきたいと思います。
お楽しみに~
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